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保険比較情報

定期保険の商品比較

<定期保険>を長期コストで比較してみる

 今回は、商品比較というより、むしろ保険料を比較する時の考え方、すなわち長期コストで比較しようということについて書きたいと思います。定期保険についてはすでに比較を行ったコラムがあるので併せて見ていただくといいでしょう。

● 長期コストで比べるとこんなに違う!

幼い子供がいるいわゆる責任世代と言われる人で、けれども家計的にはあまり余裕がないという人にとって、一定期間だけ必要な死亡保障をなるべく安いコストで手に入れるには定期保険は有効です。しかし、同じ定期保険でも、通信販売で割安なもの、リスク細分型(健康体型や非喫煙型)で割安なものなどがあるのは周知の通り。

 それらの保険料の違いを、一般的な定期保険と比べてみましょう。男性が3000万円の定期保険に入った場合の例ですが、月払いで十数%から中には30%近く差が出るものもあります(下表参照)。それだけを見ても、当然、安さはわかります。しかし、今30歳の男性が、今後30年間その保険に入り続けたとして見ると、その差は明らかです。

 下表の最下段にあるのがその数字ですが、標準的な定期保険3000万円に30年間入り続けた人と、通販保険や健康体保険、ノンスモーカー保険などに入り続けた人の保険料の差は数十万円から100万円以上になるものもあります。ちょっと驚きの数字ですね。

10年更新型定期保険vs通販保険、健康体保険(男性)
某社標準型
オリックス生命「オリックスダイレクト定期」
アメリカンファミリー生命
「元気割引」(健康体)
アメリカンファミリー生命「元気割引」(ノンスモーカー)
保険金額
3000万円
3000万円
3000万円
3000万円
30歳〜
6,690円
5,100円
4,770円
4,410円
40歳〜
10,500円
8,790円
8,160円
7,290円
50歳〜
20,760円
18,750円
18,240円
15,480円
30年間の払込総額
4,554,000円
3,916,800円
3,740,400円
3,261,600円
▲ 637,200円
▲ 813,600円
▲ 1,292,400円

もちろん、途中で見直しをして保険料を減額したりするでしょうから、実際の保険料はここまで大きくはならないかもしれません。また、実際には更新時の保険料が適用されるので、あくまでもシミュレーションにすぎません。しかし、「たかだか1000円、2000円の違い」などとバカにできないのが、実感できるのではないでしょうか。

 また、実際の保険設計の時には、定期保険を逓減定期保険に置き換えて検討することもありますが、これも30年間で比べると(下表)、1/3、あるいは1/4のコストで済むのがわかります。前述のように、定期保険に入っていれば途中で減額をするはずで、実際にはここまでの差にはならないかもしれませんが、それにしても大きな差です。定期保険に限らず、保険は生涯コストで、あるいは長いスパンで考えると、問題がはっきり見えてきます。

10年更新型定期保険vs30年満期逓減定期保険(男性)
 
某社標準型
逓減定期(ソニー生命)
逓減定期・非喫煙型(ソニー生命)
保険金額
3000万円
3000万円
3000万円
30歳〜
6,690円
4,170 円
3,270円
40歳〜
10,500円
50歳〜
20,760円
30年間の払込総額
4,554,000円
1,501,200円
1,177,200円
▲ 3,052,800円
▲ 3,376,800円
(保険料は2003年7月現在)

ファイナンシャルプランナー 豊田眞弓

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