貯蓄型こども保険の商品比較
●貯蓄型こども保険てどんなもの?
子どもがいることで親が抱える経済的リスクの1つが教育費。四大まで出すと国公立コースでも教育費はトータルで約1000万円かかり、早めの準備は命題ともいえます。会社の一般財形や銀行の自動振替定期などと並んでこの教育資金積立の手段となりうるのが、こども保険です。
こども保険は、入学時などにおりる祝金と満期保険金とが教育資金の助けになる保険。契約者である親が亡くなると以後の保険料が免除され、祝金や満期保険金が予定通り受取れるのも特徴です。こども保険には、親である契約者が亡くなった時に育英年金がおりる「保障型」と、育英年金はなく極力、貯蓄性を高めた「貯蓄型」とに大別できます。今回は後者に該当する商品を取り上げています。
●商品を比較すると…
実は、予定利率が史上最低の今は、貯蓄型の保険は保険料が高く入り時ではなく、こども保険も例外ではありません。そのため、利用者が期待しているような貯蓄性のある商品は一部の例外商品に限られます。
下表は、貯蓄型こども保険の主な商品を比較したもの。ソニー生命、アメリカンファミリー生命、郵便局の商品を取り上げています。このうちアメリカンファミリー生命の「かわいいこどもの保険」は、こども保険の特徴である「親に万一の時に保険料が免除される」という保障を特約にしてとりはずしができるようになっています。ここでは、より貯蓄性をアップさせるため、特約をはずした形で数字を出しています。3商品はいずれも、契約者が30歳父親、子供は0歳女児、18歳満期、という条件で、最も貯蓄性が高くなるように途中の祝金がなく満期保険金だけのプランにしてあります。
数字で見ても明らかなように、貯蓄型こども保険で今最も有利な商品といえるのは、ソニー生命の「学資保険」。続いて、アメリカンファミリー生命の「かわいいこどもの保険」(パパ死亡時の払込免除なしプラン)。一般に人気の高い郵便局の「学資保険」は、実は今は払込んだ保険料さえ戻らない状態といえます。
こども保険を選ぶ際には、少なくとも、見積もりを取って払込む保険料と受け取る祝金や満期保険金とを比べて、本当に貯蓄になるのかを確認することが大事。また、貯蓄型保険ほど破綻時のダメージを受けますので、保険会社の健全度も加味して選ぶことは大事です。
こども保険で教育資金の準備例(契約者30歳父親、子供0歳女児、18歳満期)
| 保険会社 |
商品 |
祝い金・満期金@ |
保険料 |
支払い累計A |
@−A |
| ソニー生命
|
学資保険 |
満期金260万円 |
月払い 1万764円 |
232万5024円 |
27万4976円 |
| 年払い 12万6906円 |
228万4308円 |
31万5692円 |
| 一時払い205万4468円 |
205万4468円 |
54万5532円 |
| アメリカンファミリー生命 |
かわいいこどもの保険(パパ死亡時の払込免除なしプラン)
|
15歳時の祝い金60万円+満期金200万円
|
月払い 1万1480円 |
247万9680円 |
12万320円 |
| 年払い 13万2920円 |
239万2560円 |
20万7500円 |
| 郵便局 |
学資保険 |
満期金260万円 |
月払い 1万2428円 |
268万4448円 |
▲68万4448円 |
| 年払い 14万4786円(前納) |
260万6148円 |
▲6148円 |
| 全期前納237万3748円 |
237万3748円 |
22万6252円 |
*郵便局はサイトでシュミレーションしました。
豊田真弓(2003年1月現在)
INDEXに戻る