収入保障保険の商品比較
最近の保険の見直しで、死亡保障を適正に考える際に、選択肢として必ずといっていいほどあがってくるのが、収入保障保険と逓減定期保険です。逓減定期保険については、前回の比較でとりあげましたので、今回は、収入保障保険を見てみましょう。
●収入保障保険とは
まず、収入保障保険とは、万一の際に一時金ではなく、毎月決められた額を遺族が受け取れるというもの。遺族の日常の生活費をカバーするという意味で、保険会社によって、家族収入保険や家計保障定期保険などとも呼ばれています。
収入保障保険にも実は2種類のタイプがあり、いつ亡くなっても遺族が受け取れる期間が10年や20年などと決まっているタイプ(確定年金タイプ)と、契約期間の残存期間に合わせて遺族が受け取るタイプです。人生において、必要保障額は、時の経過とともに減少していくという考え方からすると、後者の残存期間に合わせて受け取るタイプのほうが合理的といえます。
●遺族の受け取り期間に最低保証がある
残存期間に合わせて受け取るタイプでは、契約期間の残りわずかの時期に亡くなったとすると、ちょっとしか受け取れないと思うかもしれませんが、これについては、各社が最低保証期間を設定しています。1年、2年、5年、10年などで、最低保証期間が長くなるほど、保険料負担は高くなります。一番事例としてよくあげられる最低保証2年のケースで、保険料などの比較を以下にまとめてみました。(東京海上あんしん生命の家計保障定期保険は、最低保証2年を扱ってはいるが、遺族の受取額の設定などで同条件で試算できなかったので、割愛しました)
● 収入保障保険の比較
以下によると、月額給付20万円で、保障期間65歳までのケースの保険料は、ソニー生命の家族収入保険が比較的割安で、たばこを吸わない人の場合は、非喫煙割引を使えるので、更に安くなっています。以下の表からもわかるように35歳男性の場合、契約当初の保障額は20万円×12ヶ月×30年=7200万円にも相当しますが、なんと保険料は3社とも1万円程度でおさまっています。非喫煙割引が使えれば、更に保険料負担は軽くなるので、死亡保障などで今まで2万円以上の保険料を負担していた人は、実際に驚きの声をあげてしまうほどです。
これらは、徐々に受取期間が減っていくという意味で逓減定期保険の分割受け取りタイプで、しかも保険会社にとって給付金を小出ししていける分、逓減定期保険よりも更に保険料を安くできるといえます。今後の見直しにはぜひ選択肢に入れておきたいですね。
●無選択終身保険の商品比較一覧
| 保険会社と商品名 |
ソニー生命
「家族収入保険・無配当」 |
アリコジャパン
「収入保障保険」 |
日本興亜生命
「収入保障保険・無配当」 |
| 最低保証の年金給付期間 |
2年間 |
2年・5年・10年の3種類 |
2年・5年・10年の3種類 |
| 非喫煙割引の有無 |
あり |
なし |
あり |
保険料
(65歳払済月払・
月額給付金20万円、最低保証2年間の例) |
25歳男性 |
9,080円
(非喫煙割引は6,920円) |
9,680円 |
12,080円
(非喫煙優良体は9,860円) |
| 35歳男性 |
10,660円
(非喫煙割引は7,940円) |
11,320円 |
13,180円
(非喫煙優体は10,540円) |
| 45歳男性 |
12,080円
(非喫煙割引は8,900円) |
13,240円 |
14,780円
(非喫煙優体は11,600円) |
| 備考 |
支払保険料合計は
・ 35歳加入で384万(非喫煙割引なら286万)
・ 45歳加入で290万(非喫煙割引なら214万) |
支払保険料合計は
・ 35歳加入で408万円
・ 45歳加入で318万 |
保障期間は65歳迄でも保険料は62歳払済なので、支払保険料合計は
・35歳加入で427万円
(非喫煙割引なら341万円)
・ 45歳加入で302万
(非喫煙割引なら237万) |
保険料は2003年5月現在、試算協力 フィナンシャル・アドバイザーズ株式会社
マネーカウンセリングネットWealth 吹田朝子(CFP®)
INDEXに戻る